10歳のお誕生会

一週間前の事です。

中国では子供の10歳の誕生日が節目になるとかで、盛大にお祝いするそうです。特に有力者であればあるほど盛大になるらしい。逆に20歳の場合はそれほどでもないとか。

そんな訳で、先週、とてもお世話になっている方のお子さんの10歳誕生日会に行って参りました。前に書いた記事のような祝儀袋を買って来て、ご祝儀も相場を聞いて持って行きました。

日本の感覚だと、2、3時間くらいかなと最初思っていたんですが、昼の部、夜の部があって、私らは丸一日そちらに居ました。

何人くらい来てたんかな？
確か１テーブル5〜8名くらいで、30テーブルくらいあったんとちゃうかな？考えてみたらすごい人数や。昼、夜、通しで来てた人もおるんやけど、昼だけ、夜だけの人も居てたんで、更にすごい人数やったんやろなぁ。

しかも翌日もあったらしいから、ほんまもの凄いわ。

料理の量もすごかった。
残念ながら、料理の油の量が多く、私の口に合うものがあまりなくて辛かったですが、それより辛かったのがお酒っす（＾＾；

実はその3日前に会社の従業員達と食事に行ってて、紹興酒を私にしては結構飲んで酩酊して帰って来たばかり。体調も万全でない上の出場でした（笑）
で、この日はビールだけにしようと思っていたんやけど甘かった。お昼から紹興酒でスタート。一本開けたところで相当辛く、あとはなんとかビール一本で抑えられはしたものの、ダウン（＾＾；

夜の部の参加も決まっていたんで、ちょっと休んでたんやけど、その状態で5時からの夜の部は相当辛かったわ。
しかもその日から気温が前日よりかなり下がっていて寒くて風邪をひきかけてたんかも知れんと思う。体調悪ぅ〜っと思いながら席に着くと、すぐに私の前にビールが。紹興酒やなくて良かった〜ってホッとする。

しかし白酒（53度）の香りが漂って来て、それだけで笑顔から一瞬真顔になる（笑）
うわぁ、ホンマ辛いわ（＾＾；
料理の油も相変わらずやったんで、ほとんど食べられず、最後の方で運ばれて来たキムチはようやくおいしく食べられる一品でした。

この日はビデオ撮影を頼まれていて、ちょくちょく席を離れてはみんなの食事風景を撮影してました。ちょっと意外やったんは、10歳の誕生お祝いということで、主役の子は着飾ってたんやけど、主催者の挨拶とか、主役の挨拶とか、そういうんは無いみたいで、料理が来たテーブルから食べ始めて、とりあえず終わったテーブルから解散していくみたいな感じ。

最後の方にケーキが出て来て、そのロウソクを吹き消すっていうのはあったんやけど、その区画だけで行われてるって感じで、日本のように主役に注目〜っていうんは無かったなぁ。

クライマックスは中国らしく爆竹と花火
派手な感じで、これは良かった。
特に花火は縦横40cm、高さ60cm程度の赤い箱の中に筒状の花火が詰め込まれているという、ロケット砲のような仕掛け花火で、火をつけるとシュポポポポッ！っと打ち上がり、満開の花火が夜空に花開く。
ちょうど満月が開いた花火と一緒に視界に入り、めっちゃきれい。
爆竹の騒々しい音も演出に花を添え、ほんまに素晴らしかったわ。
こういう花火がしばらく続く。
相当お金かかっとるやろうなぁと感心。

そして花火が終わったあとの硝煙の香りと漂うような静寂の余韻のなか、空には満月。静かに響く家路に帰る人々の足音が、なんとも叙情的でちょっとした感動を味わう。
最後の締めとしてはこれ以上ないくらいの演出やったな。

そう思っていると、今日はご苦労さんとばかりに、一旦きれいに片付けられたテーブルの上に新たな料理とビールが運ばれて来た。
私に手招きする人々。

ええっ〜〜！まだ飲むんっすか？？(>_<､)