結婚式に行く

すっかり日にちが空いてしましました。

さてこの前の日曜日にウチの女子社員の結婚式に招待されて行って来ました。
こちらの結婚式は初めてだったので、どんなもんだろうかと色々とネットで調べてみましたが、調べた結果は役立たず（笑）

完全な上海では日本でもおなじみな感じの結婚式なんですが、上海地区でも太倉のそのまた農村地区の結婚式だったので、どっちかといえば、「ウルルン〜」のニオイがしました。

結婚式の朝ぁ〜〜（下條アトムさんの声で）

写真が多いのでこの先は続きを読むをクリック。
とは言うものの、結婚式の写真は少なかったりします（笑）

ここは農村地区なので、昔ながらの結婚式に近い様です。
自宅に人を招いて料理を振る舞ったりするのですが、当然家一つでは足りず、となりのお家も会場として使われていました。そういう持ち回りみたいな感じなんですね。このへんはやはり人と人の繋がりが強い中国ならではといったところではないでしょうか。

農村地区といっても二階建てのそれなりに大きな家で、庭の面積も入れると7,80坪くらいあるんじゃないでしょうか。お隣の家もそれくらい。
庭には特設テントが張ってあります。

このテントの中だけで16テーブルくらいあったんやないかなぁ。
来ていた人はざっと200人以上。入れ替わり立ち代わり来たり帰ったりしていたので、この日だけでのべ300人は来てたんとちゃうかなぁ。

この日だけで入れ替わり立ち代わりというのは、3日間くらいこの宴が行われるらしい。

私はこういう結婚式が初めてだったんで、礼服を持って来てなかったのでスーツで行ったんですが、それは場違いな格好でした（笑）
普通にジャージで来ている人も沢山おったし、みんな普段着やったなぁ。

料理は専門の人が来ていたのか、近所、親族の誰かがやっていたのかは不明。普通の服で調理してたからなぁ。
フグも沢山皮を剥いていたのも見ました。
ちょっと不安が胸をよぎりましたが、食べたけど大丈夫でした。

また、新鮮な鳥も出ましたよ。

新鮮というのは、ちょっと外れた木の下で、「ああ、ここで鳥をシメたんやなぁ」という痕跡が残っておりましたもの。

結婚式というからにはやっぱ色んなセレモニーがあるのかと思ったんですが、そういう事もなく、当事者の二人が結婚衣装に身を包み、ちょくちょく挨拶に来たくらいで、日本の普通の結婚式にあるようなイベントはなし。

ただみんな集まってごちそうを振る舞われているという感じで、料理も基本取り分けの形式なので、人数、席順など全く関係無し。おおらかな感じやわ。
来場者の記帳もないので、いつ来ていつ帰ってもオッケー。

ご祝儀は直接本人に渡しに行きました。

うん、この雰囲気は、以前参加した「子供の10才の誕生式典」に似ています。というか、ほぼそのままな感じです。



一応料理の写真をアップ。
見た事の無い料理があったので、撮りました。
なんか、アヒルの舌とのこと。
味は悪くなかったです。

ただ、基本的に油が多い料理ばかりだったので、ちょっと苦手でした。また、お酒ではビールが見当たりませんでした（＾＾；
そんな訳で紹興酒しか飲むものが無かった。この辺では普通、紹興酒も白酒も、お椀に入れて飲むので、乾杯が辛かった（笑）

他にも色々と写真を撮ったんですが、一応モロ個人特定の写真になるので、割愛。顔に処理かけるのもめんどくさいので。

それにしても、やっぱ女性は花嫁になると変わるもんやねぇ。

そうして一旦食事が終了。
夕方からまた宴が始まるので、それにも出席予定。

その間の時間、麻雀をする人も多々あり。
私は麻雀ができないんですが、日本とは少しルールも違うみたいな感じだなぁとは思いました。。
点数棒とか見なかったし、「リーチ」と言うてる人もおらんかった。
中国でも所によってはルールも違うし、パイも違ったりするようです。

夕食までまだ相当時間があったので、この農村風景を写真に撮るべく、私は散歩に出かけました。先週までなら咲き誇っていた菜の花は、この時にはだいぶ花が少なくなっていました。

それでもそれなりに田舎のいい風景が撮れたかな。



宮崎駿のアニメに出て来そうな風景で、結構いいなぁと思いながら、散歩を楽しむ。



このとんがった木、あちらこちらで見られるんですよね。
この木があるおかげで、雰囲気が良いです。



なんせまっすぐな道が多い。



ここももっと菜の花が多かったんやろね。
これはこれで良いと思うけれど。



なんか、子供の時に住んでいた田舎に、時間と場所を飛び越えて帰って来たような、そんな雰囲気を感じました。



川をまたぐ橋の上から撮影。
川もゆったりと流れていて、広大な景色が広がっています。
普通、こういう景色を見て育つと、ゆったりとした大らかな人間に育つように思うんですが、こちらの人はみんなせっかちで、交通マナーを見ていても、車も歩行者も我れ先にという感じなので、このギャップがなんか面白いです。



そうして散歩も終え、夕方５時過ぎにまた宴会に。
料理はお昼よりも豪華でした。
そしてお酒はまた紹興酒（＾＾；
うーむ、キツいわぁ。

そやけど昼間よりも良い紹興酒が出てたな。

夜の宴会は新郎新婦もちょこちょことこちらのテーブルに来て色々と談笑したり。

やっぱ新郎新婦にキスさせるんは万国共通なんやろうけど、日本よりちょっと濃厚でした（＾＾；

この結婚式ではキャンドルサービスは無いんやけど、そのかわり新婦がタバコとライターをもって、招待客にタバコを振る舞うという習慣があるようです。

ちゅうか、私ゃ、タバコ吸えないんやけど（＾＾；

でもしゃ〜ない。これは断れんわぁ。

中国に来るまでタバコなんでくわえた事も無かったんやけど、今回のタバコが多分6本か、7本目になるかと思う。う〜ん、さすがタバコ大国。
こちらでは基本的にタバコは自分も吸うけど、人に振る舞うのも当たり前というような観があります。

タバコの味はよ〜解らん。
ちゅうかそれ以前にかなりアルコールまわってたからなぁ。

そうしてみんな、思い思いの時間にバラバラで帰って行ったのでした。
確かにただ食べに来ただけの人もおったのかも知れへんのやけど、日本と違って人と人の絆を感じた結婚式でした。